Photo デジカメ写真調整
きれいに写したはずのデジカメ写真も、パソコンのディスプレイで確認したり実際にプリントしてみると、意外に暗かったり、ピンボケだったりなんてことも。
そんな時は画像処理ソフトで調整してみよう。
画像処理ソフトとは?
デジカメ写真のような画像を修整や調整、いろいろな効果を与えて変化させることができるのが、画像処理ソフトです。グラフィックソフトのペイントソフトの仲間でもあります。
ペイントソフトについては、こちらのペイントソフトをご覧ください。
無料からプロが使う大変高価で多機能がものまで、ソフトもいろいろありますが、パソコンにはほとんどの場合、何らかの画像処理ソフトが入っていると思います。
例えばマイクロソフトのオフィス(office personalなど)が入っているなら、office XP ならPhoto Editor が、office 2003 なら、Picture Manager が入っています。
またWindows Vistaには標準でWindowsフォトギャラリーの機能がついていて、自動修正や赤目修正などが簡単にできます。
これらのWindowsの標準的機能やオフィスソフトの画像処理ソフトは、高度な機能がついていませんが、写真を明るくしたり、色味を調節することはできるので、普段使いにはいいでしょう。
自動調整機能を使う
パソコンでデジカメ写真の画像処理をやったことがない方は、まずはソフトの自動調整機能(ソフトによって言葉が異なります。自動補正や自動調節など)に頼りましょう。普通の画像処理ソフトには自動で明るさなどを整えてくれる機能があるので、それをクリックすればいいだけです。
薄黄色の花の写真です。左がそのままの状態で、右が画像処理ソフトで自動調整した写真です。
幾分明るさが増し、はっきりとしたのがおわかりでしょうか。このように自動調整の機能は写真を劇的に変化させるわけではなく、クスミを一枚取り除いたように調節してくれます。
- 自動調整機能でどの程度の調整が行われるのかは、ソフトによって異なります。上の例では、Adobe Photoshop Elements 3.0を使用しています。
自分で調整してみよう
とても暗い写真などでは、自動調整ではうまく明るくならない場合もあります。そんなときは手動で写真の調整をしてみましょう。
白い梅の花を撮影しましたが、かなり暗めに写っています。自動調節では少ししか明るくならなかったので、手動で調節します。
この写真で手動で調節したのは、明るさとコントラストです。
まず明るさを上げます。しかしそれだけでは写真が白っぽい感じになってしまうので、はっきりさせるためにコントラストも上げましょう。
どちらをどのくらい上げるのかは、写り具合によって異なるので、何度か試してみてご自分でコツをつかんでください。
写真調整のポイント
暗めの写真を明るくするには、まずは自動調整でやってみて、あまり効果が感じられなければ手動で調整という方法が、初めての方にはお薦めです。そのうち慣れてくると、自動調整でよい写真と手動調整が必要な写真がつかめてくると思います。
手動調整する場合、ソフトにもよりますが多くの調整項目があると思います。しかし、あれこれとたくさんいじっていると、写真がおかしな色合いになったりと、かなり難しいものです。
ですので慣れないうちは、明るさとコントラストのみの調整が無難です。そのうちに色合いを調整したり、レベル調整で本格的に画像を変化させるといいでしょう。
注意事項として、現在のデジカメ写真の主要形式であるjpg(ジェイペグ)は、上書きで保存すると劣化します。調整→保存を何度も繰り返すと、写真がかなり劣化しますので注意が必要です。
大事な写真はコピーして増やしそちらを調整するか、調整した写真は名前を付けて保存(別名で保存)するようにして、原物には手を加えない方が良いでしょう。
デジカメで写真を確認する液晶画面やパソコンのディスプレイ上ではキレイに見える写真も、プリントしてみると暗いことがよくあります。
画面では写真の裏側から光を当てているようなものなので、実際よりも少し明るく見えるのです。画面上の写真と実際にプリントした写真を確認して、見え方の差をつかむようにしましょう。