card オープンオフィスで名刺作成 openoffice
オフィスソフトのコーナーでも紹介しているオープンオフィス(Openoffice.org 2.0)と、A4サイズシートで10枚の名刺を作成できる用紙を使って、名刺作成をしてみましょう。
コピーと貼り付けを繰り返さなくても、1枚のデザインを他の9枚にも反映させることができるので、手間もかかりません。
ELECOM なっとく名刺(厚口クリアカットホワイト) A4(210X297MM)10面付け25枚入り MT-HMK2WNZ
名刺用紙には、今回はエレコムの「なっとく名刺シリーズ」を例にしていますが、91×55mmの10面タイプは各社の名刺用紙で主流であり、エーワンやコクヨなども全く同サイズの用紙がありますので手に入りやすい用紙をご利用ください。
上記の用紙は名刺のフチがギザギザにならないクリアカットタイプで、写真や絵も入れられる塗工(マット)タイプです(上質紙タイプはインクジェットプリンタでは文字やイラストの印字が不鮮明なので)。
名刺作成の機能を使う
オープンオフィスの起動します。ファイル→新規作成→名刺を選択します。
すると設定の項目がいくつかあるので、以下のように設定をしましょう。
用紙設定をする
名刺用紙に合わせて設定をします。今回はエレコムの「なっとく名刺シリーズ」に合わせた設定にします(91×55mmの10面タイプ)。
- 書式のタブで、1枚を横91ミリ・縦55ミリに、2列の5行に設定。保存を押して、適当に名前をつけましょう。今回は製造元に91-55の2列5行名刺とつけました。
- 用紙のタブを押すと、先ほど設定した91-55の2列5行名刺になっているか確認して、シートを選択します。
- オプションのタブで、ページ全体を選択し、内容を同期させるにチェックを入れます。
- 名刺のタブで、簡素なテンプレートが選択できますが、今回は使わないので、適当にどれかを選択します。今回は入力支援の標準から、同封を選びました(消すので何でもいいです)。
ここまで設定したら、新ドキュメントを押して名刺用紙の設定ができます。
A4を指定
ユーザー用紙設定をしてので、A4サイズを指定できませんでした。このままプリントしても問題ない場合もありますが、念のためツールバーの書式からページを選択して、書式をA4にしてください。
これで用紙設定ができました。一度設定すれば、同じ用紙を使う場合は楽になります。
デザインしてプリント
1枚をデザインしてラベルの同期
左の一番上をデザインします。社名や肩書き、氏名や住所など、一通りの情報を打ち込んで文字の大きさや書体を変更するだけでも、それなりに名刺らしくなるので、気軽に試してみましょう。色をつけるといいですね。
写真やロゴなどの画像を入れるときは、画像が入っているフォルダを開いて、ドラッグで挿入できます。画像を2回クリックして、折り返しから折り返しなしを選択すると、文字の配置が崩れずに、画像を好きな位置に配置できます。
デザインができらたラベル書きを同期させるのボタンを押して、全てに反映させてみましょう。もちろん、デザイン途中でも何度でも全てのラベルに反映させられます。
プリント
こんな感じで全てのラベルに同じデザインが反映されていたらOK。後はプリントするだけです。
プリントで注意する点はプリンタのプロパティで、用紙の種類にスーパーファイン紙を選択し、用紙設定で印刷可能領域を最大に設定することです。この10枚レイアウトの名刺用紙は、印刷可能領域が標準では、一番下の2枚が途中までしかプリントされずに切れてしまいます。
最大を選択すると、「〜乱れあるいは汚れが発生する場合が〜」のような警告文が出ますが、無視してOKを押します。普通は乱れが無くプリントされるので心配ありません。プリント前にヘッドクリーニングをしておくと確実です。(用語はいずれもエプソンプリンタ使用時のものです)
名刺用紙に合わせて用紙の設定をするところが、少し面倒でわかりにくいかもしれないけれど、一度設定をすれば、次回からはそのファイルを使って新たなデザインをつくれるので楽になるよ。
テンプレートを使わなくても、書体の変更したりラインを引いてや色をつけるだけでも名刺デザインらしくなるので、いろいろと試してオリジナル名刺をつくってみよう。
また、名刺用紙にプリントする前に、一度A4の普通紙に試しプリントして確認しよう。