card ワードで名刺作成 word
ワードで名刺作成に挑戦してみましょう。A4サイズシートで10枚の名刺を作成できる用紙を使って、簡単につくることができます。
普段からワードの操作に慣れている方なら、あまり手間もかからずにオリジナル名刺を作成することができますよ。手順を覚えればネームプレートや普通のラベルの作り方にも応用できます。
ここではワード2000を例に作成していますが、ワード2002、2003等などでも、同じように作成できます。少々異なる点は適宜読み替えてください。
ELECOM なっとく名刺(厚口クリアカットホワイト) A4(210X297MM)10面付け25枚入り MT-HMK2WNZ
名刺用紙には、今回はエレコムの「なっとく名刺シリーズ」を例にしていますが、91×55mmの10面タイプは各社の名刺用紙で主流であり、エーワンやコクヨなども全く同サイズの用紙があります。
上記の用紙は名刺のフチがギザギザにならないクリアカットタイプで、写真や絵も入れられる塗工(マット)用紙のタイプです(上質紙タイプはインクジェットプリンタでは文字やイラストの印字が不鮮明なので)。家電量販店などで多くのタイプが並んでいるので、確認してみるといいでしょう。
ラベル作成機能で用紙の設定
宛名ラベル作成を選択
ワードの起動します。ツール→宛名ラベル作成を選択します。
オプションを選択
次にオプションを選択します。
新しいラベル
このオプション画面で、各メーカーの用紙を選択することができますが、
現在主流の用紙が無い場合もあるので、新しいラベルを選択して設定しましょう。
ラベル用紙の詳細を設定
この画面で名刺用紙の詳細を以下のように設定しましょう。
- 上余白は、11ミリ 横余白は、14ミリ
- ラベルの高さは、55ミリ ラベルの幅は、91ミリ
- 列数は、2 行数は、5
- 用紙サイズは、A4
- ラベル名は、適当に名前をつけましょう。今回はなっとく名刺としています。
ここまで設定したら、OKを押すと
ラベルオプションの画面に戻るので、今設定したなっとく名刺が選択されていること確認して、OKを押します。
すると宛名ラベル作成の画面に戻るので、ここで新規文書を押します。
これで名刺用紙の設定は完了です。以下のような名刺が10枚の枠が出来ているでしょう。
デザイン
あとは1枚に好みの名刺デザインをしてから、残りの9枚にコピーと貼り付けをするだけです。
セルの配置
文字を入れるときに、セルの配置を普通にしておくと便利です。
文字をうつ適当な位置で右クリックして、セルの配置にカーソルを合わせると、文字の位置を選択できるので、通常の設定である左上を選択しておくと、文字の入力がしやすいようです(この設定をしなければいけないということはありません)。
あとは会社名や肩書き、氏名や住所などの情報を、適宜入れましょう。
写真やイラストの挿入
顔写真やイラストなどを入れて、個性のある名刺にしてもいいでしょう。
挿入から図を選択してファイルからを選択して、マイピクチャなどに入れておいた写真などを挿入します。
写真やイラストの配置
写真やイラストは、好みに応じて前面などに設定すると、配置がしやすくなります。
1枚を他の9枚にコピーして貼り付け
1枚のデザインが出来上がったら、マウスでドラッグして選択します。
後は、コピーして残りの9枚分に貼り付けです。下のように10枚全てにコピー出来たら完成です。
こんな感じで全てに貼り付けが出来たらOK。後はプリントするだけです。
プリントで注意する点はプリンタのプロパティで、用紙の種類にスーパーファイン紙(マット紙系ならOK)を選択し、用紙設定で印刷可能領域を最大に設定することです。この10枚レイアウトの名刺用紙は、印刷可能領域が標準では、一番下の2枚が途中までしかプリントされずに切れてしまいます。
最大を選択すると、「〜乱れあるいは汚れが発生する場合が〜」のような警告文が出ますが、無視してOKを押します。普通は乱れが無くプリントされるので心配ありません。プリント前にヘッドクリーニングをしておくと確実です。(用語はいずれもエプソンプリンタ使用時のものですが、キャノンやヒューレットパッカードなどのプリンタでも、同じような現象になると思います)
今回は最も身近でワープロソフトであるワードを使って、10枚シートタイプの名刺用紙で作成してみたよ。
名刺用紙に合わせて用紙の設定をするところが、少し面倒でわかりにくいかもしれないけれど、一度設定をすれば、次回からはその設定を使って新たなデザインをつくれるので楽になるよ。
テンプレートを使わなくても、書体の変更したりラインを引いてや色をつけるだけでも名刺デザインらしくなるので、いろいろと試してオリジナル名刺をつくってみよう。
また、名刺用紙にプリントする前に、一度A4の普通紙に試しプリントして確認すると、より確実だね。