PC パソコンの性能と高速化
普段お使いのパソコンの性能を気にすることは少ないと思いますが、非常に大切なことなので基本的なことを知っておきましょう。購入を検討している方やパソコン高速化を知るためにも必要な事です。
下の図のように、マイコンピュータからシステム情報を表示するをクリックします。
システムのプロパティを見る
すると、次のようなシステムのプロパティの画面が表示されます。
- システム
パソコンの基本ソフトであるオペレーションシステム(略してOS)が表示されています。この例では現在主流のWindows 7やVistaやXPの前に時代の、Windows Me(ウインドウズミレニアム/エムイーとも言う)です。 - 製造およびサポート元
使用者の下にパソコンを組み立て製造したメーカーが表示されています。 - プロセッサ
パソコンの頭脳であるプロセッサの種類やスピードが書いてあります。例ではインテル社のペンティアム3(pentium3)プロセッサです(現在は通常さらに、動作周波数が書かれています。XPだと1.5GHzなどです。数値が大きいほど高性能)。
Windowsには、インテルの他にAMDのプロセッサもあります。(AMDは3800+などと書かれています。数値が大きいほど高性能) - メモリ
パソコンの動く作業場のような役割のメモリの量です。メモリが多く搭載されているほど、パソコンがテキパキと動きます。例では128MBのメモリが搭載されています。
ここ数年でメモリの性能自体も進化していて、高性能のメモリも増えていますし、より多くのメモリを搭載しているパソコンが多いでしょう。
このうち重要なのはプロセッサとメモリの情報です。パソコンソフトには「最低でもこれくらいの性能のパソコンでないとソフトが動作しませんよ」という動作の条件(システム要件)が書かれていますが、それは主にこの2つの性能について書かれています。
パソコンを高速化したいなら・・・
Vistaが発売された今でもまだまだ主流のWindows XPですが、様々なプロセッサのパソコンが発売されメモリの量も増える傾向にはあるものの、OSのWindows XP Service Pack 2や3自体がパソコンのパワーをかなり必要とするので、できれば余裕のある性能が必要です(もちろんVistaでも高性能パソコンほど軽快に動きます)。
最近パソコンの動きが遅いと感じる方は、システムのプロパティを見てみましょう。
- プロセッサ
インテルならCeleron などの種類がありますが、現在はノートパソコンでも1.8GHz以上が普通です。それ以下の旧機種だと、ソフトの同時起動や画像処理系の重たいソフトが少し厳しいので、できるだけ高機能のプロセッサが快適への道です。 - メモリ
性能に違いはありますが、256MB以下だと複数のソフトを同時に動かすことは厳しいでしょう。ワープロソフトのみを動かしているつもりでも、実際には水面下でウイルス対策ソフトなどが常に動作しているものですから、用途がインターネットとメールや、ワードやエクセル等の文書作成だけでも512MBは最低でも欲しいところです。(新OSの7やVistaのホームプレミアムでは1GB以上のメモリがあるといいでしょう)
高速化はメモリ(メモリー)の増設で対処
パソコンは使い続けると次第に動きが遅くなってきますが、できるだけ買った頃のように快適に軽い動作を目指したいものです。
パソコンの高速化というと、パソコン内のハード内の整理整頓を誰しも思いつくと思います。不要なソフトのアンインストールや、不要ファイルの削除、エラーチェックとデフラグなどだと思います。
他には、高速化ソフトの導入でしょうか。ソフトがメモリを使うタイミングを微妙にずらしたりするなどの工夫があるソフトで、パソコンの動きが表面上では軽くなった印象はあるでしょう。
しかし、ハードの整理整頓や高速化ソフトなどの、それら全てをやっても目に見えるような大きな効果を得ることは、なかなか難しいようです。特にノートパソコンで256MBのメモリしか積んでいないのでは、ハードの整理くらいではほとんど効果はありません。
そこで最も確実で効果を実感できるのはメモリの増設です。
プロセッサを取り替えることもできますが、一般的には難しいので動きの快適さを求めるなら、メモリの増設で対処します。
256MBのメモリでは厳しいので512MB分を増設して合計768MBにすると、ソフトの起動や動きが良くなります。できればノートパソコンでも1GB(1024MB)はあった方が、快適です。メモリがたくさんあれば、普段使いでパソコンがフリーズしてしまうようなことも、格段に減りますからストレスも無くなります。
どのメーカーのどの種類のメモリを取り付けることができるのか、サイトや店頭で確認してから購入しましょう。
例えばこちらの⇒I-O DATA メモリー製品一覧などのページで、使用パソコン機種に最適なメモリを確認することができるので参考にしてみましょう。
メモリ増設のやり方はメモリを購入して、パソコン本体のカバーをあけ(ノートパソコンなら主に底部のカバー)、所定の位置に取り付けます。
パソコンの購入したときの説明書(紙ではなく、パソコン内に取扱説明書としてデータ形式の説明がある場合もあります)に、メモリの増設方法が書かれています。少し気を使う作業ですが難しくはありません。
どのメモリを選んだらよいのか迷ったり自分で増設するのが不安な方は、パソコンを購入したお店やパソコン専門店に相談すれば、メモリ購入代金と作業代有料でメモリの増設をしてくれるはずですので、。ノート型やあまり大きくないデスクトップならパソコンをまるごとお店に持ち込んで相談すると話も早いでしょう。