Bunmen 文面(裏面)を作成する
宛名書きはハガキ作成ソフトの自動機能にお任せするとして、文面はオリジナリティを出したつくりにしたいものです。
このページの終わりの方には、年賀状プリントのコツを掲載しているのでご覧ください。
文面の作成には
文面を作成するには、どのような方法があるでしょう。
- ハガキ作成ソフト
数多くのイラストや背景があらかじめ入ってるハガキ作成ソフトなら、好きな文字や絵を選択するだけで簡単に出来上がり。 - ワードなどのワープロソフト
ワードなどのワープロソフトを使い慣れている方は、いつものワードで作成。文字はもちろん、イラストや写真も配置できます。 - ドローソフトを使う
グラフィック系のドローソフトは、ハガキの文面でも活躍。イラストを描いて文字を配置するのも簡単です。 - ペイントソフトでつくる
ペイントソフトに絵を描いても、文面にピッタリ。文字も配置できるので、オリジナルの絵と組み合わせてつくります。
ちょっと考えてみても、このようにいろいろな方法がありそうです。文面は自由ですからアイデアが大事です。写真やイラスト、飾り文字などのイメージが浮かんだら、それをレイアウトするためのソフトは何でもいいので、使い慣れているソフトを使うようにすればOKです。
写真とハガキ作成ソフトでつくってみる
オリジナルの年賀状を作成しようと思っても、イラストを描くのが苦手な方は、デジカメの写真を加工して入れましょう。
例として写真を加工して、ハガキ作成ソフトで文字や背景をレイアウトした文面を作成してみましょう。
写真を準備する
写真を1枚選びます。今回はわん太がサッカーをしている瞬間の写真を用意。
このままでは背景のフィールドが写っているので、加工します。
写真を加工
デジカメ画像処理ソフトやペイントソフトを使って、背景を消します。最近のハガキ作成ソフトにも写真やイラストの背景を消す機能があります。
写真の背景をきれいに消すには、写真加工もご参考にどうぞ。
背景のフィールドが消えて、透明になりました。これをハガキ作成ソフトでレイアウトします。
ハガキ作成ソフトでレイアウト
背景や年賀文字を入れて、つくりましょう。
飾り文字や背景、定型あいさつ文などを、ハガキ作成ソフトに含まれているものから選択すれば出来上がりです。
オリジナリティを出そう
文字や背景などの細かいところまで自分でつくると大変だけど、ハガキ作成ソフトのイラストやテンプレートそのままでも、ちょっとオリジナリティが薄いよね。
そんなときは写真を使おう。あらかじめ入っているイラストを使うよりも、オリジナルの写真を加工して年賀状を作成すると、いかにもハガキ作成ソフトでつくったような印象は無くなるよ。
その他の背景や小さなイラストや飾り文字などは、ハガキ作成ソフトのものを使用すれば楽にオリジナル年賀状の完成!
年賀状プリントのコツ
デジカメ活用の写真プリントのコーナーでも、プリンタを使用するときの一般的なポイントを掲載していますが、ここでも年賀状のプリントについて触れてみましょう。
イラストなどは解像度に注意
パソコンの画面上ではキレイに見えるイラストでも、実際に印刷してみるとドットが粗い場合があります。パソコンの画面は72dpi〜96dpiくらいでもイラストはきれいに見えますが、印刷ではきれいに見えるためには、もう少し解像度の高い画像(150dpi以上)が必要です。
ですから、web素材などをそのまま使ってもきれいには仕上がりません。素材配布サイトの素材やテンプレートを使って印刷するには「印刷用」や「プリント用」、「年賀状用」とされているものを使いましょう。
プリンタの設定に注意
パソコンで年賀状のレイアウトを作成しても、プリンタの設定をしっかりしないと、きちんとプリントされません。年賀状ソフトを使用している場合は、ソフトが自動的にプリンタを最適な設定にしてくれる場合もありますが、念のために確認した方が良いでしょう。
- 用紙のサイズ
年賀状は「ハガキサイズ 100mm×148mm」です。用紙をいっぱいに使っている場合は、「四辺フチなし」などにチェックを入れて、フチなし印刷ができるようにするといいでしょう。 - 用紙の種類
インクジェットプリント対応の年賀ハガキを使用するときは、プリンタの用紙の種類を「マット系」に設定します。マット系の用紙とはプリンタのメーカーによって呼び方が異なりますが、「スーパーファイン用紙」や「コート紙」・「インクジェット専用紙」・「高品位専用紙」などのタイプです。
写真用紙を選択すると、さらにきれいにプリントできる可能性もありますが、プリント時間は長く掛かります。 - ときどきヘッドクリーニング
忘れがちですが、インクの詰まりを取り除くことは、イラストや写真入りの年賀状では特に大切です。時々ヘッドクリーニングを実行して、横線などの乱れが入らないように気をつけましょう。ハガキがムダにならないためにも、目安として数十枚に1回はヘッドクリーニングをすることをおすすめします。(最近のプリンタは自動的にヘッドクリーニングをしてくれるタイプも多いので、手動でヘッドクリーニングをする必要がほとんど無いタイプも多いでしょう) - 必ず試し印刷を
試しに印刷してみることは重要です。いきなり100枚をプリントしてみたら、全部文字や画像が途中で切れていて、さらに波線のような乱れを入っていたのでは、年賀状として使えません。
まず、1枚を試しにプリント。それを見て何らかの問題が無いかチェックして、あとは数十枚ずつプリントしていくのが、確実な方法です。
以上のような基本的な印刷のポイントをチェックしてみましょう。
インクを節約したい時は
イラストや写真が大きくて、背景も全面あるようなレイアウトの年賀状は、それだけインクも多く消費するので、予備のインクを必ず用意しておきます。
インクを節約したいなら、イラストや写真は小さめに、背景は無地のままが一番ですが、プリンタでもインク節約のモードがある機種もあるので、手持ちのプリンタの説明書やヘルプを読んでみましょう。ただし、インク節約のモードを使用すると、イラストや写真の色味が変わることもあるので、試しプリントが必要です。