ウイルスセキュリティ
k7 Computing
ウイルスセキュリティZERO (2年連続NO.1謝恩キャンペーン版)
動作OS [ Windows Vista/XP/2000/ME/98 ]
ソースネクストから発売されている低価格の総合セキュリティソフトです。昨年の7月に更新料がゼロ円のウイルスセキュリティゼロも発売されました。
2005年くらいから急速に日本ではシェアを拡大していて、現在2位だったり3位だったり。製品の開発はソースネクストではなく、インドのk7 Computingが担当しています。
インストールして起動させると、初期設定ではこんな画面(これは前バージョンの画面です)になっていますね。メールアドレスの登録が必要です。
ウイルス対策、スパイウェア対策、迷惑メール対策、ファイアーウォールと、個人情報漏洩防止など、総合的な対策が揃っています。
普段の使い方
インストールすれば後はときどきスキャンをするだけで、デフォルト(初期設定)のままでもいいと思います。初心者を対象としているだけあって、ほとんど全自動です。
アップデート
自動アップデートなので、特に意識する必要はないようです。機能が追加された場合も、自動で増えていくので、これまでにいくつかの機能が追加されてきました。
アップデートがうまくいかずに、なぜかソフトの再インストールをうながす表示がされたことがありますが、ソフトを終了させて再起動させるだけで、問題は無かったようです。
ウイルス検査
手動でウイルス検査をときどきすればいいでしょう。自動検査も設定できるので、忘れがちな人は自動検査を定期的にするように設定すると便利です。
良い点
パソコン初心者をターゲットにしているだけあって、わかりやすい製品だと思います。インストールも製品CDを入れるだけで自動。後はメールアドレスを登録すれば、基本的に全自動です。
軽さも特徴の一つです。ノートンやウイルスバスターなどの大手製品に比べると、かなりの軽さだと思います。パワーのないノートパソコンでもそれほど重さを感じません。ウイルス検査も比較的早い方です。
1年版が1,980円で無期限版が3,970円なので、セキュリティソフトに費用をかけたくない方には、価格も魅力です。
少し残念な点
ソフトの基本機能であるウイルス対策、検出能力は、やはり大手の定番製品には及ばないでしょう。動作の軽さを最大の売りにしているのですが、それは最近のウイルスのみに対応で、過去のウイルスへの対応は今ひとつということもあるようです。ウイルス対策ソフトの検査機関によっては、検査の対象にすら入れていないところもあります(2007年8月現在では、多くの検査機関が検査対象に入れたようです)。
ファイアーウォールも弱いように思います。プログラムを制御していますが、外部からの攻撃を防げるのかがはっきりしません。
スパイウェアにはほとんど対応できていないようで、見逃しているように思います(スパイウェアソフトと同時使用の感想、ただし低危険度のもの)。
起動した画面にメールアドレスとシリアル番号が表記されているのは、セキュリティ上問題があるのではと思います(旧バージョンでの感想)。
ポイント
製品の価格と特徴から見てもわかるとおり、一般家庭のパソコン初心者、初級者を対象としたライトなウイルス対策製品です。インターネットやメールを一般的使用しているだけなら問題なく使用できて、重くない快適な製品だと思いますので、選択肢の一つに入れてもいいと思います。
企業や仕事で使用するパソコン、ネットで際どいサイトを閲覧するような方は、もっと高機能製品をお薦めします。