キングソフト インターネットセキュリティ
Kingsoft Internet Security
動作OS [ Windows 7(32bit)/Vista(32bit)/XP(32bit)/2000 ]
有料版もありますが、フリー(無料)で使用できるセキュリティソフトです。ウイルス対策とファイアーウォールやスパイウェア対策などが総合的に含まれています。
通常版とネットブック専用版が選べます。
今回はこのページでは、ネットブック専用版を使った解説をしていますが、通常版も同様です。
ダウンロードボタンを押してデスクトップなどに保存してから実行します。インストールは順次進めるだけなので簡単です。
アンチウイルスとファイアーウォールが同時にインストールされますが、起動はそれぞれ別画面になっています。
アンチウイルスを起動すると、このような画面になっています。
コンピュータ内の完全スキャンの他、個別に箇所を選択してスキャンできるようになっていて、シンプルでわかりやすい画面です。
ファイアーウォールはこのような画面です。
初期設定のまま使用できるので、特に設定するような事項は無いのですが、インターネットに接続するプログラムを起動する時に、許可するかどうかのポップアップがでる仕組みです(下の画面)。
Windowsパソコンに最初から入っているマイクロソフト社製のプログラムなどは、最初から許可の設定になっているのでポップアップ画面は出現しませんが、ブラウザのオペラやメールソフトのサンダーバードなど、既に定番化しているようなソフトでも最初の起動の時に許可が尋ねられるので、いつも使っているソフトや機能であればいつも許可を選びましょう。
良い点
今回はネットブック専用版を使ってみましたが、動作が軽いのは特徴でパソコンの他の作業をしていても重くなるようなことはありません。
ですから、少々パワー不足のノートパソコンにも適しているセキュリティソフトだと言えそうです。
また、操作画面がとてもシンプル(スケジュールスキャンなどの細かい設定は、ツールの設定からできます)なので、日常使う分にはわかりにくいことはないでしょう。
スキャンも快適です。
少し残念な点
ネットブック専用版は、基本的に1日に1回のアップデートしかないので、新種のウイルスやウイルスの亜種の出現にどれだけ迅速に対応できるのかは未知数のようにも思います。
ファイアーウォールのソフト許可制が、初心者には少しわかりにくいので、できれば既に定番化して安全性が高いソフトについては、あらかじめ許可に組み込んで欲しいと思います。
ウイルス対策とファイアーウォールの起動と画面が別々になっているので、できれば一体型の方がわずらわしくないようにも思います。
ポイント
日本での歴史はまだ浅いセキュリティソフトですが、無料で使える軽いソフトということで順調に愛用者を増やしているようですので、ウイルス対策ソフトを導入していない方や軽いソフトを探している方は、検討してみてはいかがでしょうか。