スパイボット サーチアンドデストロイ
Spybot-Search & Destroy 1.6.2
動作OS [ Windows Vista/XP/2000/NT/ME/98 ]
無料で使用できる最も有名なスパイウェア対策ソフト(現行バージョンは1.6.2)です。現在約58万種のスパイウェアに対応しています。また、ブラウザ免疫機能があるので、悪質なスパイウェアがインターネット閲覧時に(ブラウザ)から入り込むのをブロックします。ソフトは日本語で使えるので初心者でも安心です。
ダウンロードはこちらです⇒The Home of Spybot-S&D!
ダウンロード画面が日本語になったので(一部は英語のまま)わかりやすいでしょう。
左サイドから Download を選択。次の画面の少し下に、 Spybot-Search & Destroy 1.6 があるのでクリックします。
4つくらいのダウンロードサイトが出てきますので、 Download here をクリック。どこからダウンロードしても中身は同じです。
あとは、ダウンロードのサイトで Download Now などと書かれているところをクリックしてデスクトップなどに保存します。(ダウンロードサイトによっては、すぐにダウンロードが始まるところもあります)
ダウンロードしてデスクトップなどに保存したファイルを、ダブルクリックをすればインストール画面です。日本語を選択すれば、ここから基本的には日本語でインストールと使用ができます。(インストール画面の日本語は少々おかしいのですが、理解はできる範囲です)
インストールには手順の画面が左上に表示されますので、レジストリバックアップなどの作業は、順番に指示に従って進めます。わからない箇所があっても、そのまま進めれば大丈夫です。
インストールを終えてスパイボットを起動すると、こんな画面になっています。
以前からスパイボットの操作画面は日本語化されていましたが、2009年のアップデートによって細部までより日本語化されたので、さらに使いやすくなりました(下の画面)。
普段の使い方
通常の使用方法をみていきましょう。
アップデータを検索
週に1度くらいの割合(主に週末)で新しい更新ファイルが公開されますので、忘れずにアップデートして最新の状態にしましょう。
いくつかのミラーサイトが表示されて、そのまま選択されているミラーサイトでアップデートできますが、もしエラーになって正しくアップデートできないこともあるので、その場合は Safer Networking #2(Europe) を選択すると、他のミラーサイトに比べてダウンロードがエラーにならないようです(もしエラーになったら他のミラーサイトも試すか、少し時間をあけてから再度試してみましょう。
アップデートがあれば、全てにチェックいれてアップデート開始です。
アップデートが終了したら、Exitを押します。
免疫
インターネット上から特に悪質なスパイウェアが入り込むのを防ぎます。アップデート後に免疫プログラムが増えていることがあるので、免疫化を押します。
ブラウザに Internet Explorer を使用している方は、ぜひ免疫機能を使用してください。
スキャン
スキャン開始
パソコン内をスキャンして、スパイウェアが入り込んでいないかチェックします。スキャンスピードはパソコンの性能にもよりますが、10分〜20分くらいだと思います。
バージョン1.5はスキャンスピードが遅かったのですが、バージョン1.6になってから改善されたようです。特に最新の1.6.2バージョンでは、1.6よりもさらにスキャンが高速になったように思います(手持ちのコンピュータ環境では、約12分でスキャンを終了しました)ので、常に最新のバージョンで使うをことをおすすすめします。
この「おめでとう」の表示がでれば、まず大丈夫でしょう。
もしスパイウェアなどが検出された場合は、全てにチェックをいれて問題箇所を修正削除を押します。検出されたスパイウェアは、通常は全て削除して問題ありません。
リカバリー
リカバリー
スパイウェアを削除することによって、ある特定のソフトなどが使用できなくなった場合のために、削除したスパイウェアを復元する機能です。
しかし、この機能は通常は使用しません。なぜなら、スパイウェアが仕込まれているソフトを無理して使用する理由はないですし、使用しない方が賢明です。
常駐保護
初期設定では常駐保護(Resident-"Tea Timer")が働いています。特に重さは感じることはないでしょうが、気になる方はモード→高度なモード→ツールから解除できます。
良い点
無料で使えるのがうれしいです(寄付はできます)。しかも、世界中で多くの人が使用している実績のあるソフトですから、初めてスパイウェア対策ソフトの導入する方でも、安心して使用できると思います。
日本語になっているので、詳しい使い方を知らなくても、だいたい予想がついて使用していけるでしょう。
高度なモードを使用すれば、細かな設定がいろいろとできるので、自分の好みにあった使い方ができます。
例えば、常駐保護の解除やスキン(外観)の変更、スケジューラ作動、スキャンCPU優先度やアップデートなどの基本設定などを細かく設定できるので、より便利に使用することが可能です。
ただし、設定の項目がよくわからないという方は、初期設定である標準モードで十分に活用できます。
あまり良くない点
対応しているスパイウェアが47万種というのは、大手の市販されているスパイウェア専用ソフトと比較すると万全とは言い切れないかもしれません。ですので、このスパイボットで何も検出されなかったからといって、安心とは限らないわけですが、それでも数年前までは1万数千種にしか対応していなかったので、かなり進化したとは言えます。
現行バージョンの1.6になってから、起動が遅いなどの動作上の問題は少なくなったようです。
少し大きなアップデートだったので、以前のバージョンをお使いの方も、最新エンジンの1.6.2にバージョンアップすることをおすすめします。
また、あまりにパワーが無いノートパソコンだと、スキャン時の負荷が多少は気になるかもしれません(パソコン環境にもよりますが、スキャンに30分くらいかかる場合もあるでしょう)。
ただし、スキャンスピードはバージョン1.6になってからかなり改善されて速くなりました(と言っても対応スパイウェアが更新によって少しずつ増えていくので、どうしても時間はかかりますが)。
使用のポイント
対応スパイウェアが少なめ(それでも58万種以上に対応)ですが、ウイルス対策ソフトとファイアーウォールに、このスパイボットを加えれば、個人使用のパソコン環境のセキュリティとしては、一応合格点だと思います。使用方法も難しくないので、スパイウェアが気になる方は、一度導入してみてはいかがでしょう。
ご注意:当サイトでもご紹介しているノートンインターネットセキュリティでは、このスパイボットは同居出来ない製品として、ノートンをインストール時に知らせる画面が表示されます(2007の場合。それ以降のバージョンに関しては当サイトでは検証していません)。詳しくはノートンをご覧ください。
また、定番ウイルス対策ソフトであるウイルスバスターでも、このスパイボットがパソコン内で共存できない製品とされているようです。ウイルスバスターをご利用の方は、詳しくはトレンドマイクロのホームページをご覧になることをおすすめします。
他のウイルス対策ソフトや、総合セキュリティソフトを使用の方も、スパイボットが共存できる製品なのか導入前に確かめてみましょう。